海賊サイトについて考える 漫画を無料で見たいという需要は絶対になくならない

最近話題になっている漫画を無料で読める海賊サイト。
それについて漫画オタクとして考えてみたい。

漫画を無料で読みたいという需要は絶対になくならない

私の推測では海賊サイトの利用者のほとんどは海賊サイトで漫画を読むことが漫画家を潰してしまう可能性がある行為であることは認識しているはず。

ただ海賊サイトの利用は万引きなどと違って現物を盗むわけでもないし、見ているだけなら捕まる可能性も皆無。
人を直接傷つける行為ではないから罪悪感を全く感じていない人も多いと思う。

漫画家がファンに海賊サイトを利用してないで欲しいと発信すると逆にそれが宣伝することになってしまい見る人が増えるという衝撃的な事実。

何故そんなことになってしまうのか?
それは漫画を無料で見たいという需要は絶対になくならないから。

つまり何が言いたいかと言うと人間のモラルに頼るやり方では海賊サイトを潰すのは不可能だということ。

ではどうすればいいのか?

海賊サイトをブロッキングするという案については個人的には意味が無いと思う。
漫画村が消えたところで同一人物、または同じように目論む別の誰かによって同じようなサイトが出来るだけでどうせイタチごっこになることが分かり切っている。
調べてみたら漫画村が消えたと思ったらもう既に漫画タウンという後継サイトが出来てるらしい。

ではどうしたらいいのか?
それは海賊版サイトの運営を強制的に成り立たせなくすること。

ネタバレサイトが散々著作権侵害を指摘されながらも運営を続けて最終的には警察による逮捕で終わったように強制的でないと絶対に潰せない。

サイト運営は無料ブログやサービスを除けば基本的にお金がかかる。
海賊サイトはあれだけの規模のサイトだったら独自ドメイン代やサーバー代など具体的は分からないが結構掛かっていたと思う。

海賊サイトの運営者の目的がお金であることは100%間違いない。
つまりお金が儲からないようにする、海賊サイトの資金源を断つ、ビジネス的に成り立たないようにする。
それが海賊サイトを潰す唯一の術。

新たな法律を作るべき

海賊版サイトは基本的には広告によって運営が成り立っている。
だからその広告を貼れなくする。

海賊サイトの運営には広告代理店と広告主が関わっている。
広告主や広告代理店が海賊サイトに広告を配給出来ないようすること。

とは言っても儲かりさえすれば海賊サイトに広告を配給し続けるモラルの無い広告代理店だっているだろう。
だからもっと具体的に言うと海賊版サイトには広告を配給してはいけないという法律を作るべきだと思う。
それぐらいしないと海賊サイトは絶対に終わらない。

そしてそれが現実的なやり方だと私は思う。

統括

私はこんな記事を書いた通り海賊サイトには否定的なスタンスを取っている。

高品質な漫画は基本的に商業漫画が多いから漫画家という職業が立ち行かなくなって日本漫画界のレベルが下がってしまったらとても悲しい。
生きがいの一つが無くなってしまう。

またほとんど苦労をしていない運営が大金を稼いでいるというのも気に食わない。
という訳で海賊サイトの撲滅を願っている。

※コメント欄のスパムへの対応が上手くいっていないのでコメントをする方はこんにちはと書いて貰えると管理人が分かると思います。

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