東京喰種:re 83話「門のとじる音をきいた」の感想を自分なりに書いていく。
ネタバレ注意。
今回は有馬の正体と心境が明らかになるとても重要な回だった…。
有馬の正体は半人間
有馬の正体は喰種と人間のハーフである半人間だと判明。
それだけではなくハイルなど庭出身のメンバーも全員半人間であることも判明。
白日庭は有馬とハイルの関係からして何か設定があるんだろうと思ってたけどこういう設定か…。
半人間は赫子も持たず若干身体能力が高いぐらいでほぼ人間と変わらないらしい。
有馬の作中別格の恐ろしく人間離れした圧倒的な強さは何か設定があるんだろうと推測していたけどこうくるか。
喰種の子を妊娠した人間憂那を例に考えると喰種と人間が子供を作るには人間側が喰種であることを受け止め、尚且つ妊娠中ずっと人肉を食べ続けなければならない。
人間が人肉を長期間食べ続けるなんて生半可な覚悟では絶対に出来ないことだから喰種と人間のハーフは物凄く希少なんだと思っていたのに結構な数がいそうだ。
憂那のような覚悟を持つ人間はほとんどいないだろうし、リゼの「子産み」というのは意味不明だったけど母親側が喰種でも半人間が生まれるならばリゼを使って半人間を産ませようとしていたんだろうか？
天然半喰種であるエトは喰種随一の圧倒的な戦闘力、下半身すら再生する再生力、目で追うことすら出来ないスピード、と喰種という最大のデメリットを抱えながらも非常に恵まれた能力を持っていたけど半人間はそういったメリットもなく、精々多少身体能力が高いぐらいだけで早く死ぬ運命を背負うなんて半喰種と半人間では違いすぎる。
もし強制的に半人間を作っていたのだとしたら半人間は生まれや早死問題から考えて生まれながれにして過酷な運命を背負っているといえるかもしれない。
そういえば有馬だけではなくカネキも視力低下しているのはカネキも半人間だから、の可能性も十分ありえそうだ。
石田先生はかなり考えて色々な情報を少しずつ出していってるのが読者の目で見ても分かるから父親の情報も意図的に出していない可能性も高そう。
考えてみればカネキの母親は外見や死んだ理由など割と設定が明らかになっているのに比べてカネキの父親は徹底的に情報が明らかになっていない。
読書好きでカネキが4歳の時に死んだらしい、ということだけだ。
少なくともカネキの視力低下は伏線であることは間違いないから今となるとカネキの父親は怪しい存在かもしれない。
V = 和修
V＝和修なことがほぼ確定的に。
確かにCCGの中核をなす和修 = Vならばエト曰く「法の王」にも合うし今までの意味不明だった謎とも色々と辻褄が合う。
Vは単純な悪組織という訳ではなさそうで有馬が自分のことしか考えない利権団体のメンバーだとしたらガッカリだったからその辺は一安心。
タレコミ元は永近！（ヒデの苗字）
和修が喰種だと丸手にタレコミしたのは「永近」らしい！
永近はカネキの親友ヒデの苗字！
超有能のヒデならば和修が喰種だと気付くのもありえるだろう。
いくらなんでもタレコミの2年半後に遂に行動したなんてことは流石に無いだろうから生死不明のヒデはやはり生きているのかな！？
個人的にはヒデには非常に生きていて欲しい。
有馬死亡！
今回最大の事件は有馬死亡がほぼほぼ確定したこと。
もう寿命が残されていなかったらしいことから考えてここで死ぬことを選ぶのは変じゃないけど有馬が死んでしまうのはやはり悲しい。
有馬もそうなんだけど有馬を父と慕いながら死にも立ち会えない琲世の気持ちを考えるとやるせない…。
でも有馬は有馬の言う通りカネキを含めて大勢のCCG捜査官に「何か」を残せたはず。