ドナルド・トランプ大統領誕生 感想 彼はどう世界を変えるのか

昨日2017年1月21日、ドナルド・トランプ氏が第45代アメリカ大統領に就任した。

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迷ったけどトランプ氏支持派なのか不支持派なのかは書かないことにする。
その上でアメリカ大統領という役職や現在の世界というものについて書いていきたいことがあるので書いていく。
このブログには珍しくかな~り真面目な内容になっている。

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トランプ大統領誕生に見る世界の流れ

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アメリカ大統領選では無難にヒラリー候補が大統領になるだろうと思い、正直トランプ候補が勝利することは想定していなかった。
だから驚いたし衝撃を受けた。
最初は異色候補でしかなかったトランプ氏が大統領になるなんて、本当にこんなことが現実に起こり得るんだって

しかしよくよく考えてみれば難民や移民、多文化による亀裂が問題になりがちな現代の世界では日本も含めてどの国でも極端な考えが台頭しがちでアメリカもそうだった、というだけのことだった。
松居一代がトランプ当選を見事当てて大儲けしたように十分予測できる範囲内だった。

別に極端な考え自体が「間違っている」とは現状ではとても言えないし、それが民意なのであれば誰にも止める権利なんてない。

でも改めて2度の世界大戦や共産主義崩壊のようなどんな権力者にも誰にも絶対に止められない「世界の流れ」の存在を強く感じた。

結果はひっくり返らない

今回の大統領選ではヒラリー候補の方が投票数では多かったもののアメリカの選挙の仕組みでトランプ候補が勝利したらしい。

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トランプ大統領誕生に憤慨したアメリカ国民やらが大規模デモをしているようだけど、どんなに接戦であれど選挙結果である以上もうひっくり返ることはない
イギリスのEU離脱選挙と同じこと。

ただ投票数ではヒラリー候補の方が多かったにも関わらず、アメリカ国民からもトランプ大統領にここまで反対意見が多い中、それを押し通して大統領になってしまうということに案外多数決の危険性を感じた。

多数決というのはどんなに接戦であろうと「選挙結果が出た以上仕方がない」というある意味絶対正論で反対意見を潰していく少数派の意見を抹殺するやり方なんだと再認識した。

だからといって多数決以上に誰もが納得できる良い決め方なんて全く思い浮かばないんだけど。

トランプ大統領の危険性

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女性軽視発言やイスラム教徒入国禁止発言で話題になったトランプ大統領。
特に後者の「イスラム教徒入国禁止発言」では「それじゃお前の国の友好国のサウジアラビアの国王ですらアメリカに入国出来なくなるぞ」と思わずツッコミたくなった。

やっぱり正直何をしでかすか分からない人だからこの人が大統領になったのは怖いという気持ちも強い。

世界一の影響力を持つ人間

タイム誌が選ぶ「世界で影響力のある100人2016」ではトランプ大統領はプーチン大統領に次いで2位に選ばれている。

2012年にはオバマ大統領が選ばれているし恐らくトランプ大統領は世界一影響力を持つ人間となる。
つまりは今まではどんなにお金を持っていようとただの大富豪に過ぎなかったトランプ大統領は世界を変えれる程の権力と影響力を持ったと言える。

世界一影響力を持つ人間が昨日までとは思想も価値観も考え方も全く異なる人間になることに不安を感じた。

私も私の周りも何も変わってないけれど昨日が歴史的な一日であることを感じさせられた。

トランプ大統領誕生でこれからの世界はどうなるか

トランプ大統領誕生でアメリカ政府の方針は大きく変わりアメリカ第一主義に変わっていく。
それをきっかけにヨーロッパなど世界中で自国第一主義が進んでいく可能性が高いと思う。

特に近年極右政党国民戦線が台頭するフランスでは今年の総選挙によって極右大統領も現実的に起こり得る可能性すらある。
これはかつてではありえなかったことだ。
(今年フランスの大統領選があるのでその時にも何か書きたい…)

トランプの進めるアメリカ第一主義

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トランプ大統領が推奨するアメリカ自国第一主義については別に悪いことだとは全く思わない。
親米なら独裁OKのようなダブルスタンダートな姿勢で「世界の警察官」を勝手に自称して色々な国をひっかきまわして自国民であるアメリカ兵含めて大勢の人を苦しめて反米感情を作るよりも、日本みたいに世界の問題にはお金は出すものの基本的にスルーの姿勢の方が頭の良い選択なんじゃないかと思う。

勿論日本と違ってアメリカはそんなことしたら世界の覇権は失うけどそれはそんなに重要なものだとは思えない心理もある。

また最近パラリンピックのことを調べていて、アフガニスタンでタリバンが埋めた地雷除去をしていたら両目を失ったアメリカ兵士という記事を読んで、アメリカのためならともかく他の国のために両目を失う結果になったアメリカ兵の存在にやるせない気持ちになった。
(地雷除去は必ず誰かがやらなければいけないことだと言われたら反論のしようはないけれど)

アメリカが自国第一主義になる日本含めて世界への弊害はよく分からないしよく分からないからこんなこと書けるけど「その国の問題は本来その国が解決すべき」というのが私の基本的なスタンスだから「アメリカ第一主義はそんなに悪いことなの?」と思ってしまう。
(ちなみに一つだけ誤解して欲しくないのはその国の問題の理由が他の国にあるのならばそれは無関係だと言って逃げるのは許されないと思うし、アメリカは今まで起こしたツケは払うべきだと考えてる)

統括

ここまで書いておいてアレだけど経済のことは何も分からないし、トータルで言えば素人の私にはこれから世界はどうなっていくのか、様々な問題が解決していくのかも全然分からない。

私はデモに参加するような人間ではないし匿名でも政治的書き込みすらほとんどしない。
何が起こってもきっと今まで通りモニターの前から驚いてることしか出来ないことが容易に想像がつく。

でも今本当に大勢の人が不義の理由で苦しんでいる世界だから、世界は変化を望むのかもしれないなぁ…と思った。
それがどんな結果になるのかは分からないけれども。

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