テラフォーマーズ 1巻読破 感想 スピーディーな死がいっぱい

現在アニメ絶賛放送中のストーリー貴家悠先生、作画橘賢一先生の青年漫画、「テラフォーマーズ」の1巻の感想を自分なりに書いてみる。
ネタバレ注意。

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テラフォーマーズ 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

テラフォーマーズを全巻を読んだうえでの1巻だけの感想。

私がテラフォーマーズの1巻を読んだのは2014年の5月頃。
なので当時の感覚を思い出しながら書いていてるから勢いに任せて書くような鮮度のある感想とは違うと思う。

勿論今感想を書きながら思ったことも書いてるので当時の感覚を思い出して書いているだけではないけど。

詳しい解説はWikipediaに任せるとして40文字で説明すると
火星に移民するつもりでゴキブリを送り込んだら超進化してて戦うことになっちゃった☆
みたいな感じ。

テラフォーマー

本作の敵となる進化したゴキブリのテラフォーマーは
どのぐらいの知性を持つ生き物なのか?
どういった思想を持った生き物なのか?
といった情報が全く分からない。

1巻のテラフォーマーの得体の知れなさはハラハラする。
同時に言うと1巻を読むとテラフォーマーの事が大体分かる。
分かっても得たいの知れなさが消えないのは驚異的。

超スピーディーな死

1巻は展開が速い。
とにかくスピーディー。

このスピーディーさに慣れると2巻以降、特に2巻は中盤までは状況説明に何話か使われるから超ゆっくりに感じて物足りなく感じちゃう。

まず重要そうなキャラクターが次々と死んでいくんだけどこの漫画だけに言ってるわけではなく「重要そうなキャラクターを殺すことでしか意外性が出せないのか」とは強く思う。

私がそういうジャンルの漫画を好んでるのもあるけど最近の漫画は1話で重要そうなキャラクターが死ぬ漫画が多過ぎ。
スピーディーな死が多過ぎ。

未来とは思えない

2599年という遥か未来が舞台なのに地球はえらい現代的。

このシーンとか2599年に見える？
見えねえ～。

未来どころか昭和ぐらいの過去に遡ってるようにしか見えない。
世界は現代どころか2599年なのに。

国際関係の勢力図も情勢図も今とほとんど変わってない模様。

今から500年後の未来ならどう考えてももっと変わってるはず。
未来予想図としてはかなりレベル低いんじゃないか、この漫画。

どうしたって今から500年も未来の世界に見えないのよ。
500年も未来にしなくて現代から100年後ぐらいで良かった気がする。
それなら納得出来たのに。
その方がゴキブリの超進化を感じられたと思うし。

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その前にやることがあるだろ、と

このシーンは子供が生まれたら
「DNA鑑定でハッキリするのに何言いなりになってんの？」とか
「とりあえず警察に冤罪をかけられそうだと相談しろ」とか
蛭間の諦めっぷりと情けなさっぷりに直接突っ込みたくなった。
火星に行って超危険な仕事をする前にやること（しかも簡単）があるだろ、と…。

ついでに言うと500年も未来なら冤罪対策ももっと進んでる気がするから
このシーンも500年も未来だとは思えない…。

人間の脳

私はゴキブリは勿論のこと、虫を見ただけで叫んで普通でいられなくなるような虫が大嫌いなタイプ。
もう本当気持ち悪い～。

だからからか「テラフォーマーズ」は何度も読み直してて昆虫の説明文も何度も読んでるはずなのに虫の情報がほとんど覚えられない。
今でも手術ベースが答えられない登場人物ばかり。

人間の脳は興味の無いことは覚えられないようになってるんだなーとこの漫画を読んで深く再認識させられたよ（私だけかもしれないけど）。

統括

1巻の帯で天才漫画家新妻エイジも絶賛する漫画。
新妻エイジが存在するなら絶対に絶賛するような称賛するに相応しい面白い内容だったと思う。
（私はBAKUMANもファン）

特に時代設定と色々と突っ込み点はあるけど、面白いと文句なしに言える漫画だと思う。

読んでいて凄くハラハラして緊張するし作品に引き込まれる。
「進撃の巨人」を始めて読んだときも思ったんだけど凄い作品が来たな…と純粋に感動した。

今唯一見てるアニメがこのテラフォーマーズ。
修正が酷過ぎるけど毎回楽しみにして見てる。

アニメの影響もあって今一番ハマっている漫画だからこれから毎回感想を書いていく可能性が一番高いのはこの漫画。

うーん需要あんのかな…。

にしても今のヤングジャンプは凄い。
どの漫画も面白くて黄金期だ。

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