ニセコイ 最終回 感想 最後までどこかで見たベッタベタな終わり方

古味直志先生のラブコメ漫画ニセコイが最終回を迎え完結した。
ニセコイはそこまで真面目に読んでいたわけではないけれど、それでもダブルアーツ時代から知っている者として思うところがあるのが少しだけ書いていく。
ネタバレ注意。

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古味直志先生の前作であるダブルアーツは典型的な「商品として成立していない漫画」だった。
ダブルアーツは作者の頭の中にどういう真相が入っていたのか私には全く分かりようもないけど、伏線を入れるだけ入れて全く回収出来ずに終わってしまった漫画だった。
実際には作者の頭の中にも真相は考えておらず行き当たりばったりに描いていった印象しか受けなかった。
いつもいつも漫画として許されない致命的な欠点があって漫画構成力やストーリー構成力の面では本当に酷い漫画だった。
(ヒロインが私の体は触れただけで凶器だと言いながら露出の高い服を着るなど)

ダブルアーツの投げっぱなしの終わり方から考えて、この作者は「伏線を出して回収しストーリーを完結させる」という力には大きく欠如した漫画家なんだと思う。

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そのことから考えると約束の女の子の伏線さえ回収してしまえば約束の女の子が誰であろうと、最終的には主人公の今の好きな人という設定にしてさえすれば、他のどの女の子と結ばれても許されるこの漫画は作者に向いていた天職だったのかもしれない。

ニセコイはいつもベッタベタで毎回どこかで見たような展開ばかりでオリジナリティは皆無。
ストーリー構成力も全くない漫画だった。
同時に必要としない漫画でもあった。 
キャラクターに魅力さえあればラブコメは高い人気が出るからストーリーなど本当の意味で実力のない漫画家には向いていると思う。

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まぁ色々と貶してしまったけどそれでも4年間ニセコイを真面目に描ききったことには違いがない。
マリカは私も好きだったし女の子は見た目も性格もどこかで見たようなキャラクターばかりだけど可愛かったと思う。
千葉県のYさんも好きだった。
ということで古味直志先生お疲れさまでした


 

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