進撃の巨人 91話 ネタバレ感想 いきなり4年後近代軍事戦へ

進撃の巨人91話「海の向こうへ」の感想を自分なりに書いていく。
ネタバレ注意。

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いきなり4年後 マーレの近代軍事戦へ

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マーレのマガト隊長やらの「9年前から始まった「始祖奪還計画」」発言から考えてウォールマリア奪還作戦から4年後が舞台となっている模様。

しかも今までは巨人と立体機動装置による中世架空バトル物といった感じだったのに、世界観がいきなり変わって突然近代軍事バトル物になってきて驚いた。

それに今まで考えてみれば明確な「敵」として直接戦ったのが知性巨人の5人だけだったから新キャラクターが多数登場しているのも今までとは違う感じ。

戦争の引き金

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今回の戦争の引き金となったのは超大型と女型を失ったことによるマーレの軍事力の低下によるものらしい。
そして「これ以上(巨人の力を)失えばこの国は維持できない」とまで言い切っている。

マーレは元々東国と対立していることが判明しているし、グリシャ達エルディア復権派がマーレを深く憎んでいること、それに現在戦っているのは連合艦隊ということなどから考えてマーレは色々な国と対立していて、壁中人類を憎んでいるのも狙っているのもマーレだけなのだろうか…。
それならまだ壁中人類にも希望はあるかもしれない。

またマーレが苦境に陥っているのは科学の発展による巨人の力の相対的な低下の影響も大きいんだろう。
現実世界で2回の世界大戦で軍事技術が飛躍的に上がったようにこの4年の戦争で大きく軍事技術が上がった可能性も十分ありそうだ。

ガビはジークの娘?

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優秀な兵士で「戦士候補生」であるガビはどことなくフリーダに似ていると私は思った。
前提条件として始祖の巨人の真価を発揮出来るのは王家の血を引く者だけと考えられている。
よってもしかしたらガビは獣の巨人ことジーグの娘でフリーダとガビは血の繋がりのある親戚だから顔や雰囲気が似ているのかもしれない。

マーレの始祖の巨人奪還計画の立場から考えると王家の血を引くジークには必ず子供を産ませる必要があるし、ジークの寿命とその血の重要性を考えるとジークには子供がいても全くおかしくない。
私なら必ず子作りさせる。
だとしたらエレンには甥か姪がいることになるのか。


 

 

最後の知性巨人 顎の巨人

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今回ラストに登場した作中最後の知性巨人である顎の巨人。
(一応四足歩行の巨人がユミルではないと確定した訳ではないがその可能性は低い)
状況が状況であるためそれ程強い巨人といったイメージは受けないものの、やはり知性巨人だけあって非常に強力。

今回顎の巨人でスラバ要塞が陥落したとするならば中東連合艦隊を沈められマーレの戦争の勝利は確定する、らしい。
確かに知性巨人の力ならば艦隊も簡単に全滅状態にさせることが出来るのかもしれない。

パラディ島制圧作戦

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マーレは壁の存在するパラディ島制圧作戦を予定していることが判明。

これはクルーガーの言ってた通りだから別に驚かないものの、壁中人類の中世レベルの科学力では今回のような近代軍事力にはとても適わないことが分かりきっているから壁中人類の立場となって考える読者からすると非常に不安になる。

またマーレにもパラディ島を狙わなければいけない事情があるのかなと思い始めた

初期から一貫して作中最強の力であった知性巨人が「対巨人砲」によって撃ち抜かれる可能性が出るなどして巨人の力がドンドン低下しているのは誰が見ても一目瞭然だ。
いずれはマーレの所有する巨人の力が更に低下し大した戦力にならない日が必ず来る。
そうなってしまったらマーレは今のまま超大国ではいられない可能性が高い

今回だけ見ても科学軍事力だけならマーレは敵対国を下回っているように見える。

マーレが今までのように超大国でいるには、それ以前にマーレという国を維持するためには高い軍事力が絶対に必要でそれを手に入れるにはパラディ島の莫大な燃料が必須なのかもしれない。
だとするならば必死になって壁の巨人も支配できる始祖の巨人を手に入れたがるはず。

ただ燃料を背景とする軍事力が物を言う時代になるのならば、パラディ島の燃料を欲しがるのはマーレだけではなくてもおかしくない。
他の国が高い科学力を欲するのはマーレと対抗するためという可能性も0ではないが。

今回は最初に書いた通りウォールマリア奪還作戦から4年の月日が経っている。

4年あればヒストリアにアニを喰わせて知性巨人にするなど壁中人類も様々なことが出来るものの、壁中の元々の科学力ではとても今回の近代戦に対抗出来る科学力を手にしている訳がない。
壁中は一つの国とも考えられるものの、壁中人類は一度も他の国との戦争を経験したことがなく知識も経験も中世以下のはず。
ただでさえ素の科学力がまるで違うのにその問題点もある。
これは軍事力の発展を阻害したレイス家の落ち度かもしれない。

壁中人類がマーレによるパラディ島制圧作戦を退けるには壁の巨人を操って戦うしかない。

今回初登場したガビ達マーレと、エレン達壁中人類によるパラディ島制圧作戦の戦いが、この進撃の巨人という漫画の最後の戦いになるように思った。


 



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